2016年も残り10日あまりとなりました。
現在は一面、真っ白な雪に覆われているガーデンですが、ガーデナーの冬の仕事の一つでもある写真の整理をしながら、今シーズンの「大雪 森のガーデン」を振り返ってみたいと思います。
気忙しい毎日かと思いますが、少し手を休めて、ガーデンや植物を思い出してみてください。
まずは、2016年9月~10月の様子から。。つい2~3か月前のことなのに、随分前のように感じます。
9月の下旬からは、ハロウィーンのディスプレイが始まりました。上川町内の農家さんに作っていただいたいろんな形のたくさんのカボチャで飾り付けました。
早くも紅葉が始まり、大雪山系には雪が積もり、白くより大きく見えてきます。
上の写真の中央にある、シロカノコ をはじめ、来シーズンはユリがボリュームアップし、より豪華に咲く予定ですよ!お楽しみに♪
薄ピンク色のブラシ状に咲くサラシナショウマ‘ジェイムズ コンプトン’が背を高く伸ばして、風にゆれると、とてもいい香りがして、思わず立ち止まってしまいます。蜂にも人気なので、お気をつけください。
秋の森の花園では、オミナエシやヘレニウム、リグラリアなど、黄色の花がよく目につきますが、中でもこちらのルドベッキア・フルギダ・スリワンティ’ゴールズターム’がとても存在感があり人気です。
春からつるを伸ばし、葉っぱがもりもり育っていって、9月中旬にやっと咲くのがこのセンニンソウです。小さく可憐な花をいっぱい咲かせます。
こちらのシュウメイギクは繁殖力が強く、丈夫で育てやすい。森の花園には、白花もあります。
森の迎賓館には八重咲きの品種もあります。ぜひ、探してみてください!
森の広場のナナカマドから紅葉が始まります。
森のキッチンの前の大きなエゾイタヤの木も黄色から赤くなっていきます。
ハウチワカエデの紅葉は本当にきれいです。赤も濃く、ひと際目立ちます!
落ち葉も色とりどりで、ちっちゃな子供の手のひらみたいでかわいいです。
今年の森の絨毯は、エゾノコンギクでいっぱいになりました!ちょっと増えすぎたので、移植することにします。でもまだこぼれた種から出た芽がたくさんあったので、どうなることやら・・。
癒しの谷、ここから眺める夕日はとても素敵です。閉園間際の静かな夕方までゆっくり佇んで、オミナエシなどが夕日に照らされる様子もぜひご覧ください。
そして、なんと言っても秋はハギですね。
森の迎賓館には、ミヤギノハギの紫、桃、白と3色揃っております。だいぶ大きくなり、来年は園路が狭くなってしまうほどになったりして!?
そして、山野草好きの方に人気なのが、レンゲショウマです。蕾もまん丸でとても可愛らしいです。
ホスタの葉も素敵な色に変化していきます。そんな様子もじっくり観察できるのが、秋のいいところだと思います。
ただ、やっぱり寒いので暖かい上着は必須です。油断すると・・・
こんな日もありますからね。今年の10月7日です。
秋は、ガーデナーのおすすめの季節とも言えます!他のどこのガーデンよりも早く紅葉が見られるので、植物と木々の紅葉と一緒に楽しんでいただくことができます。放射冷却でピリッとした寒さの中で見る晴れた朝のガーデンもキラキラしていてきれいですし、静かな夕暮れにゆっくり散策するのもいいものです。
では、秋のガーデンはこの辺で、次は夏のガーデンをご紹介します。