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2017.12.16 2017年のガーデンを振り返る~4.5月の森の花園~

今日もふわっふわの雪が積もりました。まだ降り続いています。まだまだ積もりそうです。

ガーデンの写真を整理していると、冬が始まったばかりですが、もう緑が恋しい気持ちになっています。

そこで、みなさんと一緒に2017年のガーデンの様子を春から振り返ってみることにしたいと思います。

毎年ガーデンカフェの営業に合わせて、GWのはじめから森の花園エリアのみ、無料公開しております。今年は4月29日がオープン日でした。

標高650mほどの高原にある、大雪 森のガーデンの春は、どこのガーデンよりも遅くにやってきます。

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まだ雪が残る中、園路脇にはキバナセツブンソウやチオノドクサが咲き始めます。開花一番乗りは、今年もキバナセツブンソウでした。本当は節分の頃に咲くのでキバナセツブンソウと言いますが、ここでは4月中旬にやっと開花です。

クロッカスとプスキニアr

太陽を待ちわびたクロッカスやプスキニアが、花びらを広げて思いっきり光を浴びています。

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ここは、「四季のすみか」の春ゾーンです。開花期ごとに分けて植栽しているこのエリアの春ゾーンには、春一番に咲く小球根類が特にいっぱい詰まっているのです。宿根草の芽も出てきて、みんなが一斉に陽の光を浴びてキラキラ宝石のように輝いています。

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隣のエリア、「花の泉」では、早咲きの小さなスイセン‘テターテト’です。15~20㎝ほどの背丈で鮮やかな黄色の可愛らしいスイセンは人気です。

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全体的にはまだ寂しいですが、木々の芽吹きもまだなので、遠くの大雪山系がよく見えます。

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5月の中旬頃からスイセンが咲き初め、巷ではチューリップの見頃を迎える頃、ここではスイセンの楽園を見ることができるのです。

カタクリとエゾエンゴサクr

そして、春は野草もおすすめです。

ガーデン入口を入ってすぐにある大雪山系などで自生している植物を集めた「大雪な庭」では、カタクリやエゾエンゴサク、ニリンソウなどの可憐な野草たちがまるで踊っているみたいに皆様を迎えてくれます。これらの野草が見られるのは、春のほんのひと時だけ。やがて花が終わり、種を落とすといつの間にか跡形もなく消えてしまいます。スプリングエフェメラルと呼ばれる所以です。だからこそ、このひと時を見逃したくない、この短い間に放つエネルギーの強さ、輝きを見ていたいと思うのです。

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オオバナノエンレイソウやシラネアオイも5年目で存在感のあるボリュームになってきました。

たくさんの自然の木々に囲まれたガーデンは、新芽で彩られる春紅葉も楽しめます。足元ばかりに目が行きがちですが、たまには、木の芽だしのきれいな色も眺めてみて下さい。よく見ると、緑にも黄みがかっているものや、赤い新芽もあるのです。

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下旬には、スイセンから徐々にチューリップへと移り変わっていきます。

今年は、黄色やオレンジ色のビタミンカラーのチューリップで、森の花園全体を明るく彩りました。

 

5月の森の花園の様子でした。続きはまた。